JR信越線で1月11日から12日にかけ、大雪のため15時間にわたり電車が立ち往生していた件で、車内に閉じ込められていた男性のツイートが反響を呼んでいます。今回のトラブルではJRの対応について批判的な報道も多くみられましたが、ツイートでは実際に除雪や乗客対応にあたった職員の行動を目の当たりにし、「JRの方の苦労、ありがたみや頑張りをすごく身近に感じました」「本当に素晴らしい」と称賛しています。
(引用:ねとらぼ|15時間立ち往生のJR信越線、乗客から運転士に感謝のツイート 「泣きたかっただろうし、帰りたかっただろうなと思います」)
こちらの記事で取り上げたニュースに対する続報的な内容で、JR職員の対応を称賛して美談としたい意図が見え隠れしますが…。
たしかに運転士さんが一人で雪かきを頑張っていた姿からは一生懸命さが伝わり、心を打つものがあるかもしれません。
ですが今回の件については冷静に考えてみれば分かると思いますが、例え現場の運転士さん個人の頑張りが美談として扱われることはあっても、結果として15時間にも渡って乗客を電車内に閉じ込め体調不良者を続出させたJR東日本の対応は決して称賛に値しません。
運転士さんが頑張っていたという点は否定しません。
ただ、それがそのまま「JR東日本の対応は素晴らしい!」にはならないということです。
救急車などが付近まで来れている状況の中、JR東日本として乗客を救助するための車両の手配を行わずに15時間閉じ込めていた事実は変わりません。
今回の引用記事がそうだと言うわけではありませんが、どうもJR東日本にとって都合のよくない記事が流れると、必ずと言っていいほどJR東日本を必死に擁護する声がどこからともなく湧いて出てきますね。